改善したい!頭皮が臭い原因や対策まとめ
ふと人と接近した時に、頭皮の臭いが気になったことはありませんか?
口臭や汗の臭いのように、頭皮の臭いも、自分のものでも他人のものでも関係なく、気になってしまいますよね。この記事では、頭皮の臭いの原因や対策をわかりやすくご紹介します。
頭皮が臭い原因とは?
頭皮が臭ってしまう原因はそもそも何なのでしょうか?
さまざまある要因の中でも、一番大きな原因と言えるのが頭皮の過剰な皮脂です。
皮脂は、頭皮の水分を保ったり潤いをあたえたりするなど、本来は大切な役目があるものです。
毎日しっかりシャンプーしているのに、頭皮が臭うと不潔な感じがしてしまいます。
もちろん頭皮の臭いの原因には個人差があり、人によってそれぞれ異なるのですが、実はその原因はひとつではない場合がほとんどなのです。
頭皮の皮脂や汚れ、繁殖した雑菌などの要因が、複数重なり合ってあの強烈な頭皮臭を引き起こしています。
しかし、頭皮が乾燥すると、頭皮を潤すために通常より皮脂が多く分泌されるようになります。
生活習慣が乱れたり、脂っこい食事が続いたりすることでも、皮脂の分泌は増えてしまいます。頭皮の健康を保つためには、ある程度の量の皮脂が必要ではあります。
ところが、適正量を超えて過剰に分泌された皮脂は、頭皮の臭いをはじめとするトラブルのもとになってしまうのです。
漢字からもわかるように、皮脂は油なので、空気に触れることで酸化します。酸化して質が悪くなった油は、べたつきや臭いのもとになります。
さらに、皮脂そのものの酸化した臭いだけでなく、頭皮の汚れや汗などと皮脂が結びつくことによって、もっともっと強烈な臭いを発するようになります。
最悪のケースだと、頭皮にもともと住みついている雑菌が、皮脂や汚れなどをエサにして異常繁殖して、とてつもない臭いになってしまうこともあります。
他のパーツと比べて、頭皮は皮脂が分泌されやすい部分です。かかとやひじなどの皮脂が少ない部分は、乾燥してカサカサになりやすいですが、逆に皮脂が酸化した臭いを発することはありませんよね。
皮脂の量を減らすことが、臭い予防に直結するのです。頭皮の皮脂を抑えるためには、食生活を改善するのが手っ取り早くて効果的です。
炭水化物や脂肪分が多いジャンキーな食事は皮脂が増えやすくなってしまいます。
チョコレートやスイーツなどを食べるとニキビができるとよく言われますが、ニキビを作ると言われている食べ物は、すなわち皮脂を増やす食べ物なので、頭皮の臭いをきつくする食べ物でもあるということができます。
また、カラダに悪いこれらの食べ物は、頭皮の皮脂を増やすだけでなく、ニキビやかゆみなどをはじめとする皮膚のトラブル、体調不良、精神不安定、肥満などの症状を引き起こします。
全身の健康を守るためにも、栄養バランスのよい食事を摂るように心がけましょう。
特に、不足しがちなタンパク質やビタミン・ミネラルをしっかり摂るよう意識しつつ、食物繊維たっぷりの野菜を中心としたヘルシーな食事を目指してください。もちろん食生活だけでなく、良い睡眠を摂って、毎日規則正しく生活することも非常に大切です。
頭皮の匂いのセルフチェックの方法
「自分は頭皮臭ってないから大丈夫!」と思っているあなた、油断していると非常に危険です。自分の体臭には鈍感な方が多いです。
人の頭皮の匂いには気づけますが、自分自身の頭皮の匂いには気づけない方も多いのでは?自分は臭っていないと思っていても、実は臭いに気づいていないだけで、周りからは臭いと思われているかも。
自分の頭皮が心配になってきたら、この3つの方法でセルフチェックをするのをおすすめします。
1、指に頭皮の臭いを移す方法
頭皮の臭いが気になっても、自分の頭皮に鼻を近づけて嗅いでみるのは無理ですよね。そこで、指をつかって臭いを確かめてみます。
指の腹を頭皮にこすりつけて、臭いを移してみましょう。指でさわったら頭皮がベタベタしていて、指からも嫌な臭いがしたなら、頭皮が臭いのは確定です。
2、枕を使う方法
寝ている間にずっと頭を乗せているまくら。当然頭皮の臭いも移ります。
まくらも頭皮臭チェックには役立つアイテムです。洗濯したての枕カバーはまだ臭いが移っていませんが、何日か使った枕カバーには、しっかりあなたの頭皮の臭いが移っています。
まくらを嗅いで臭かったら、あなたの頭皮も同じように臭いということになります。
3、風を使う方法
臭いの発生源が風上にあると、風にのって臭いが風下にやってきますよね。この原理を活かし、ドライヤーや扇風機などで背後から風を送り、自分の頭皮の臭いをチェックする方法もあります。
お風呂上がりは、髪の毛を洗ったばかりで嫌な臭いがしないのであまり意味がありません。髪の毛が濡れている時に試してみてください。
頭皮の臭いを改善する対策
頭皮の臭いを改善するためには、頭皮の健康を改善して、皮脂の分泌を適正に戻さなくてはなりません。
健康な頭皮を取り戻すためには、クレンジングやシャンプーを使ってお手入れするのがおすすめです。
毎日お風呂に入って身体を洗ってニオイ対策するように、頭皮もしっかり洗ってニオイ対策をする必要があります。
もちろん皆さんが毎日お風呂で髪の毛を洗っているのはわかっています。
ですが、正しい方法で洗っていないと、皮脂が過剰に分泌されたり、洗い残した汚れが原因で臭ったりしてしまうのです。それでは、正しいクレンジングやシャンプーの方法をご紹介します。
クレンジング
まずはクレンジングからです。用意するものは、植物由来のエッセンシャルオイルです。
おすすめのオイルは、ホホバオイルや椿オイル、ココナッツオイルやオリーブオイルなどです。
いい香りのするエッセンシャルオイルをプラスすると、リラックス効果もあって良いです。
すでにブレンドされたものを選んでもいいですし、自分で使う都度ブレンドしても構いません。
お気に入りのオイルを見つけてみてくださいね。オイルの準備ができたら、まずは入浴前に髪の毛のブラッシングを行い、髪の毛についたホコリや汚れを落とします。
髪の毛のからまりをほぐす効果もありますので、念入りに丁寧に行ってくださいね。顔のお化粧を落とす時と同様、髪の毛は濡らさないうちにクレンジングを行っていきます。
手のひらに、オイルを500円硬貨くらいの量を出して、手のひらに広げ、頭皮全体に広げていきます。
頭頂部、後頭部、側頭部など少しずつ分けてつけていくと、頭皮全体に広げることができます。
髪の毛にオイルが多く取られないように、髪の毛はかき分けながらオイルを広げていくのがおすすめです。髪の毛にオイルが広がったら、指の腹を使ってマッサージをしていきます。
くれぐれも爪を立てないように気をつけましょう。頭全体を揉みほぐすように、気持ちいいと感じるくらいの強さでマッサージしていきます。
シャンプーのやり方
次にシャンプーのやり方をご紹介します。シャンプーのやり方なんてたかがしれていると思われるかもしれませんが、実はそうではありません。
シャンプーのやり方次第で、髪の毛や頭皮の状態が大きく変化するのですよ。臭い対策のために、一日に何回も髪を洗っている方も少なくないと思いますが、正しいやり方でシャンプーすれば1日に1回でも全く問題ありません。
まず、よくブラッシングをして、髪の毛のからまりをほぐしましょう。ブラッシングは、髪の根元の方から梳かしてはいけません。
最初は、毛先のからまりをほぐし、だんだんと根元の方から梳かすようにします。いきなり根元から梳かすと、毛先に行く前に髪の毛が絡まってしまいます。
予洗い
次に、ぬるめのシャワーで予洗いをします。熱いお湯だと、髪の毛や頭皮から水分・油分が奪われて、髪の毛にダメージを与えやすくなるのでやめましょう。
シャワーでお湯をかけて、頭皮からしっかり汚れを落としていきます。整髪料や激しい汚れ以外なら、このお湯での予洗いで、たいてい落とすことができます。
前もって汚れを落としておけば、シャンプーの量を減らすことができ、頭皮に残りがちなシャンプーのすすぎのこしのリスクを軽減することができます。
シャンプーをするときは、すこしだけ水を加えてからよく泡立ててから洗うのが大切です。
洗顔のときも、洗顔料はふわふわに泡立ててから顔に載せますよね。泡がクッションのはたらきをしてくれているので、洗顔の際の顔への摩擦ダメージを減らしています。
頭皮についても、これと全く同じことが言えます。市販の多くのシャンプーは泡立ちやすい成分でできていますが、よりよく泡立てるためには泡立てネットやブラシを使うのもおすすめです。
うまく泡を作れたら、次は何箇所かに分けて頭皮全体に広げます。爪を立ててゴシゴシ洗ったりせず、頭全体を揉みほぐすように、指の腹で洗っていきます。
優しく頭皮をマッサージするイメージでもいいでしょう。首の後ろや耳の後ろ、おでこ付近など、洗い残しがでやすい部分もしっかり洗ってください。
すすぎ
洗い終わったら、3分を目安にして丁寧にしっかりと洗い流します。この時のお湯も少しぬるめにしてください。
シャンプーのすすぎ残しは、頭皮にとっては負担になるもので、当然臭いの原因にもなってしまいます。
シャンプーは保湿成分が配合されたものを選ぶ
頭皮環境を整えるうえでシャンプー選びは非常に重要になってきます。
ですがシャンプーに書かれている成分をみただけではどれが良いシャンプーなのかわからないですよね。
しかしシャンプーを選ぶ基準は実は非常に簡単です。
頭皮や髪に優しいシャンプーを選ぶ。これに尽きます。
実は過剰な油脂が頭皮に発生するのは洗いすぎによる乾燥が原因の場合もあります。
頭皮が乾燥することで、油脂が乾燥対策に過剰な油分を発生させてしまい、それが酸化して頭皮の匂いの原因となる場合もあります。
それと洗浄成分が強い粗悪なシャンプーの場合、シャンプーが髪や頭皮へ残留しやすくなります。これは粗悪な洗浄成分をカバーする為にシャンプーにシリコンが使われている為です。
シリコン決して悪い成分ではありませんが、髪への残留濃度が高いのでそういった成分などが酸化を起こす可能性もあります。
ですのでおすすめは洗浄成分が穏やかで、なおかつ保湿性も高いアミノ酸シャンプーがおすすめです。
アミノ酸シャンプーは頭皮に必要な油分は残しつつ、髪や頭皮の健康をサポートするので実際に頭皮の匂いでお悩みだった人も改善されたケースもあります。
こちらの特集記事でアミノ酸シャンプーについて詳しく解説しています。
まとめ
頭皮の臭いケアも、今や身だしなみのひとつと言っても過言ではありません。まずは、あなたの頭皮の臭いが大丈夫かどうか、セルフチェックしてみてください。
もし臭ってしまっていたら要注意。なぜ頭皮が臭うのか、原因を探りましょう!
頭皮の臭いの最大の原因は余分な皮脂。皮脂が多く分泌されてしまう理由をしっかり理解し、対策を講じていきましょう。
生活習慣を改善するのはもちろん、シャンプーやクレンジングに工夫するのも効果的です。頭皮の臭いゼロで、身だしなみパーフェクトな女性を目指しましょう。
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